どの出品者から買う?出品者評価の見比べ方(アマゾンマーケットプレイス編)
2016/07/26
目次
マーケットプレイスでの賢い買い方(出品者の評価の見分け方)
このシリーズでは、アマゾンマーケットプレイスで過去数千冊の本を購入してきた経験から学んだ、アマゾンで中古の本を買う際のテクニックや裏技などを紹介していきたいと思います。
今回は第1弾として「その出品者が信頼できるかどうか」を解説しようと思います。
マーケットプレイスで古本を検討しているとき、複数の出品者の中からどれを選んだらよいか迷うことはないでしょうか。
価格も同じくらいでコンディション説明文も大体同じといった場合、判断基準になるのは、その出品者が信頼できるかどうかです。
4段階のコンディション
中古のコンディションには「可」、「良い」、「非常に良い」、「ほぼ新品」の4段階があります。
「可」の商品は何かしらの瑕疵(酷く汚れていたり、書き込みがあったり、強いヤケがあったり等)があることが大半です。
「良い」と「非常に良い」の2つが中古のコンディションの多くを占めています。中古本を買うときはこの2つから選ぶことが多くなると思います。
「ほぼ新品」は、実際に新品と変わらないコンディションが多いですが、あまりこのコンディションを設定する人はいないようです。新品が品切れの際に、定価越えのプレミア価格を付ける出品者にはよく使われています(そのからくりはまた別の機会にお伝えしようと思います)。
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マーケットプレイス出品者の高い評価の割合
似たような価格、コンディションの本を選ぶ際に目安になるのが出品者の評価です。
説明文と送られてくる商品に相違はないか、4段階のコンディションに食い違いはないかを、この評価のパーセンテージである程度見分けることができます。
こちらの商品のマーケットプレイスを例に挙げます。嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
出品者名(消してあります)の下に、97%、93%、80%など、12か月間の評価のパーセンテージが表示されています。
以下は個人的な経験に基づいた基準です。
- 100~98%・・・安心して注文できる。期待以上の状態の商品が届くことが多い。「良い」を選んでも「非常に良い」のようなクオリティのものが届きやすい。
- 97~96%・・・及第点。説明文と違ったコンディションのものや、ひどい状態のものが届くことは少ない。しかし「良い」なら「良い」なりのものが多い。期待以上のものが届く確率は下がる。
- 95~94%・・・まずますだが、しっかり検品していなさそうな印象も受ける。説明文との食い違い、説明不足が増え始める。
- 93~91%・・・注意が必要。「良い」でも他店で「可」で販売してるようなものが届くことがたまにある。極端な説明不足の場合が多い。アマゾンでなく出品者が発送している場合、発送ミスも多い。
- 90%以下・・・危険。コンディション設定に難あり。もしくは発送に問題がある。全体的に誠実さがないことが多い。
※評価の件数が三桁以上あれば目安になると思います。まだ件数が少ない場合は、パーセンテージでの判断がしにくいので、コンディション説明文をしっかり細かく書いているかどうか等で判断します。
※評価が高い出品者の中には(特に、評価の件数が多いのに100%を保っている出品者など)は、悪い評価が付けられた際に、購入者に取り消しのお願いをしている出品者もいるようです。あまり褒められた行為ではないですが、評価を気にしているということは、良いサービスに努めているということでもあると思いますが……。
高い評価の割合はたった数パーセントでも大きく違う
マーケットプレイスを利用し始めた頃は、「評価のパーセンテージは90%以上あればどれも一緒でしょ?」くらいに思っていました。しかし今となっては、数パーセントでもかなりの違いが出ると実感しています。
例えば、98%と95%では3%しか違いがないように見えます。
しかし、実際は100人中2人(2%)と100人中5人(5%)が高くない評価(この評価には、5段階中3の「普通」も混ざっているのでわかりにくいですが)をしており、その差は2.5倍にもなります。
単純に言ってこの場合、良くない商品やサービスを受ける確率が2.5倍になるといっても良いと思います。
もちろんこれは確率の問題であって、100%の出品者でも期待外れだったり、80%の出品者でも期待以上の良い商品が届いたりすることはあるでしょう。しかし、ある程度の指標になることは間違いないはずです。
マーケットプレイスを利用する際の参考にしてもらえればと思います。
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